夢とうつつ

うつつと夢 夢とうつつ うつつの夢 ゆめうつつ うつつと夢の境目は はっきりしていれば 迷うこともないけれど あいまいになると 本当かどうか不確かになり うつつが夢と思えてきたり 夢がうつつを飲み込んでしまったり すべての存在が うつつか夢かわからなくなる あるものはないように思え ないものがあるように思える でもいずれにしても すべてがいつかはなくなる なくなるものは 初めから なかったのかもしれないと そう思って君を見たら 君が目の前から消えた 君はうつつ 君は夢 でも 君はいる 確かにそこにいる